2016年9月19日に大阪府岸和田市と忠岡町の堤防で発生した釣り人を震撼させた事件をご存じだろうか?
堤防で「釣れてますか?」と声をかけ、その直後に背中をつき飛ばして海に落とすという事件だ。
犯人は誰だ?
現場周辺の防犯カメラを解析したところ大阪府内に住む中学生4人だと分かった。
犯行動機は「海に落ちる瞬間の驚いた顔や溺れる顔を見て楽しもうと思った。」というもので、2日前から計画して実行したのだから始末に負えない。
しかし、よく人を海に突き落とせるものだ。
普通は思ってもやらないだろ!
堤防は大きく海に突き出しており、深い場所が多いから海に落ちて溺れたら確実に死ぬ。
それに這い上がる場所が殆ど無いし、あったとしても数百メートル泳がないと辿り着けない場所が多い。
家族で釣りをする人も多いので小さい子供の場合、海に落ちた恐怖心で溺れてしまうだろう。
今回はたまたま、死人が出なかったので良かったが、死人が出てもおかしくない事件だった。
釣り場で声を掛けマナーはどうなる?
この事件で許せないのは釣り人のマナーとなる声掛けを悪用していることだ。
ある意味、新手の事件だといっても良いだろう。
昔、口裂け女が流行った時に「私、綺麗?」という言葉が流行ったが、これに通じるものがある。
もはや釣り人は「釣れてますか?」と声を掛けられると身構えなければならない時代になってしまったのか?
こんな形で、釣り人が声を掛ける行為が憚られるようになるのは絶対に避けたいものである。
釣り場は、みんなが楽しく過ごす場所なのだから疑心暗鬼で釣りをするようなことは避けたいし、「釣れてますか?」が今後も釣り人の挨拶であることを願いたい。