先日、この3月で会社を定年退職をした方が亡くなった。
3月末日のことだった。
今日は告別式で、取引関係の人から問合せが沢山あった。
ご家族が会社を辞めた後の人なので遠慮したようで、最小限の人にして欲しいと会社関係者に通達があったようだ。
従って吾輩は参加はしなかったが、実に悲しいことだ。
この方は吾輩が入社した時に課長になられた方で、隣の課だったのだが、吾輩の背後の課だったこともあり新人の時から知っている方である。
入社したての同期は雑用を押し付ける人なんだとボヤいていた記憶がある(笑)
一時期は吾輩の上司であったこともあり、仕事ぶりは顧客目線でいつも仕事をし、私生活よりも仕事を優先させるような人であった。
出世もポンポンとされて、最後は役員までされていた方であった。
今日は、この方を偲ぶ為に仕事は定時で帰宅。
帰りに近くのスーパーでビールと焼き鳥を買って一人で送別している。
人生は思うように過ごせないもので、定年退職してこれから自分の時間を作ろうという時に亡くなる場合もある。
吾輩の感覚では人間は30歳を過ぎると体のあちこちが壊れ始める。その先は運次第ということもあるが、寿命とは天に与えられた宝であることは間違いないだろう。
どのような人生が幸福なのかは本人の気持ち次第だと思うが、死ぬ瞬間に充実した人生だったと思えるようにしたいものだ。