2016年の相模湾キハダマグロ状況
8月になると相模湾のコマセ釣りが解禁される。
最初はコマセに反応しないキハダマグロだが、徐々にコマセに反応するようになってくる。
今年も解禁と同時に各船宿はカツオが主体の釣りで活況を見せていた。
中には1日に1人で10本以上も釣る船もあったようだ。
8月13日頃から徐々にキハダマグロがコマセに反応し始めたようで、14日に一気に爆発したようだ。
吾輩と言えば最後にキハダマグロに挑戦したのは3年前。毎年、この頃になると釣り具屋を巡っていると雑誌コーナーにはコマセカツオやコマセキハダ特集が並べれられ、釣り道具コーナーでは専用エリアが設置されるのを見ていたが、あまり心が動かなくなっていた。しかし、今年は久しぶりにやってみようかなと思っていた。
なぜかと言えば、せっかく買った道具を使って無い事に気付いたのだ。
何しろ、最後に買ったリールTALILA20Ⅱは2回しか使って無いし(笑)、天秤やその他の道具もこのままでは泣いているだろう。
キハダマグロの魅力
キハダマグロの魅力はその強烈な引きだろう
我々、一般人が味わうことのできる最大魚であることは間違いない。
ヒットさせた後、ドラグがどこまでも出ていく感動と恐怖心は特筆ものだ。
この魚を力でねじ伏せることは人間にはできない。
ヒットさせた後は、海の中で車が走り回っているイメージだ。
顔をこちらに向けることさえ至難の技である。
吾輩は300m引き出されてリールのスプールの金属面が刻一刻と広がっていくのを見た時は泣きたくなった。
また、ヒットさせれば後は無事捕獲できるものでもない。
鋭い歯で30号ラインをアッサリ切って行くのだ。
さらに、水面近くには巨大なサメが待ち受けており、何とか必死に釣り上げたキハダマグロを食ってしまう。
なので、船上に上がるキハダマグロは海から与えられた釣人の勲章のようなものだと思う。
あと、釣った後の疲労感も、もちろん№1だ。
確実に全身筋肉痛になることは保証する。
もう一つの魅力は、釣った魚の美味しいさだろう。
大トロ、中トロ、赤身と好きなだけ食べれる。
解体作業は大変だが、最近は船宿で5枚に捌いてくれるサービスも拡大しているようなので利用したほうが良い。
家で捌くのは大変なので、料理が趣味だと言う人以外はやらない方が良いだろう。
キハダマグロのタックル
まあ、キハダマグロをやるような人に道具の説明をする必要はないが、現在のタックル事情を書いておく。
ロッド
手巻きリール派やシマノの6000番の電動リールならこのロッドだろう。
ビーストマスター キハダ 175 [Beast Master KIHADA 175]
キハダと名乗っているロッドは大手メーカではこれ以外無い。
電動リールを使うなら、ロッドパワーの粘りでキハダマグロを弱らせるチェルマーレMH210でいいだろう。
DAIWA派なら マッドバイパー STD シリーズとなる。
ポイントとしては2mのロッドで手巻きはテコの力学的に厳しいので1.7m程度を選ぶ方が良い。 2mのロッドは電動リールを前提に選定することをオススメする。
リール
手巻きリール
手巻きならシマノのタリカがオススメだ。
電動リール
キハダマグロの電動リール№1はビーストマスター6000[Beast Master 6000]でしょう。
モータのパワーモ最強だが値段も最強だ
キハダマグロの電動リール№2はビーストマスター9000[Beast Master 9000]でしょう。キハダマグロシーズンが終わるとPE8号を800m巻いて沖の瀬のキンメにも使えるので汎用性が高い。
ダイワのリールが好きな人はシーボーグ 750 メガツインだろう。この前、同船していたDAIWA社員も使っていた。
シマノの電動リールの3000番手はキハダマグロにオススメできない。問題はラインキャパでPE8号が200mしか巻けないとキハダマグロが走るとアッという間にスプールが見えることになる。
仕掛け
道糸はPE8号~12号、ハリスは20号~30号、ハリはキハダ用と書いているものならOK。