IoTとはInternet of Thingsの略でモノのインターネットと呼ばれていおり、極論するとセンサーを取り付けて計測したデータをDBに蓄積、今流行りのAIに分析させて人間がラクしようというものである。
今回、このIoTに関する試験を受験して来たので勉強法と試験内容を書いておきたいと思う。
なぜ今回、この試験を受けたのかと言われれば仕事であったほうが良いスキルだと思ったからだ。工場系の情報処理や機械に携わる仕事をしていれば勉強していても損はしないだろう。
世の中、終身雇用制というものは既に終わっているのだが、昨今は東芝、シャープ等の大企業といえど倒産寸前まで追い込まれる有様だ。
最近は富士通が間接部門の大量解雇(いや、配置転換)を行っており、サラリーマンはいつ解雇されるか分からない状況である。
まあ、富士通の話でいえば喜んで早期退職した人が多かったようだが。。。
そういえば日本のサラリーマンは先進国一、勉強しないと言われているようだ。
「人の行く裏に道あり花の山」というのは投資家の格言だが、大きく儲けようと思ったら人と逆のことをやれ!という意味である。
と偉そうなことを書いたが実際は会社から「今期は資格強化期間中だ!このリストの中から取りたい資格を選べ!」と言われて、おまけに「資格取れないと給料を下げるゾ!」と脅されて選んだのがIoT検定だったのである。
難易度
会社の調査では一般的にIoT検定の合格率は50%(非公開)ということである。
会社内の合格率も48%ということで、難易度は簡単なほうだろう。
勉強方法
2つの教材を購入して勉強をした。
1つ目はIoTの教科書である。
2つ目はIoTの問題集である。
私はこの2つの教材を以下の方法で学習した。
1周目はIoTの教科書を1回流し読み。
2周目はIoTの問題集を1回、初めから終わりまで解く。
この際、間違った問題をチェックする。
3周目はIoTの問題集を間違った問題だけを間違わなくなるまで覚える。
4週目はIoTの教科書を斜め読みし、IoTの問題集で間違った所だけを理解を深める。
という学習方法を行った。
出題範囲は以下の内容だ。
第1章:戦略とマネジメント
第2章:産業システム
第3章:法律
第4章:ネットワーク
第5章:デバイス
第6章:プラットフォーム
第7章:データ分析
第8章:セキュリティー
2周目の問題集を解いた際、デバイスが9割間違っていた。。。(笑)
ので、デバイスを集中的に覚えた。
試験内容
試験は70問を60分で解答する、4問の選択問題で60点で合格である。
試験問題でのIoTの教科書のカバー範囲は8割程度という感じだ。
カバーできていない問題も若干は出題される。
選択式だが、「間違っているものを1つ選べ」という問題がやたらと多かった。
この方法だと正解の中に埋没している間違いを探し出すのに時間が掛かる。
「正解を1つ選べ」の方が、解答を消去法で選べるので簡単なのだが。。。
私の場合は試験中、勘違いをして60問を60分と思い込んで進めていったのだが、最後の10分で20問残っていることに気付いて、30秒で1問の秒読み問題になってしまった。
まるでNHKの将棋番組の棋士になった気分だった。
最後の問題は適当に選択はしたが時間切れで終了という結果に。。。
結果は80点で合格。
まとめ
学習方法の1周目を狩猟期間中に立間で待っている時に行ったのだが。。。
極寒の中での読書は興味の無いものは内容が頭に入ってこない。
雪が木の上から落ちてきて本を濡らしたりハプニングだらけだった。
猟期が終わって、3月に入り会社から受けないのか?という催促メールが来たので慌てて試験日を予約して受けに行ったが、東京都では土日の試験会場が1か所しかなく、しかも月に1~2日しか対応日が無いので平日に半休を取得して受験するしかなかった。
知識の前提として、情報処理の試験を少し勉強したことがある人ならすんなりと入れると思うが、全く前提が無い人には結構難しいと思う。
これから受験する人の為に参考になれば幸いである。