ダイワ(DAIWA) ミリオネア(Millionaire)の歴史

アドセンス上

百万長者、大金持ちという名を授けられたDAIWAのベイトリール。
その思いとは逆の不名誉な運命を与えられたリールです。

最近、DAIWAのオールドミリオネアに関する情報が無くなって来ていると感じます。
少し前に凄く詳しく紹介してあったページが無くなってしまい。
今では情報が殆どないような有様です。

今後のことも考えて、情報を残しておきたいと考えていますので皆さんのご協力をお願いします。特に年代や写真があればご提供をお願いします。

ミリオネアV (Millionaire V)

1973年に発売された、DAIWAが世界に誇るコピー製品でした。

コピー元は当時、世界を席巻していたABU社のAmbassadeurでした。
コピー性能は実に精巧で、Ambassadeur5000CとMillionaireVを分解して部品をシャッフルしても組み立てれる程の模写性能を誇っています。
ABUが訴えた裁判所で実際に組み立てたという話?もあったようです。

このコピー製品の開発指示はアメリカのダイワ社から「世界で競争するにはAmbassadeurと同じ製品品質が必要である」との要求からコピー指示がでたようです。

Vはファイブを意味し、Ambassadeur5000の5を指しているものと思われます。

今の所、仕様は不明です。

ミリオネアG5 (Millionaire G-5)金色

1974年頃に発売されたモデルです。
既に、ABUとの互換が取り払われたリールとなります。
釣キチ三平で有名になりました。

仕様
ギヤ比:1:3.5
最大巻上寸法(mm):41
自重(g):330
スプール径(mm):径 39, 幅 30
釣力(Kg):A方式 8, B方式 16
糸巻量(M):3号/300, 4号/225, 5号/180, 6号/150, 7号/120
ボールベアリング入数:2
ボディーカラー:ゴールド

ミリオネア5H (Millionaire 5-H)茶色

1974年頃に発売されたモデルです。
既に、ABUとの互換が取り払われたリールとなります。

仕様
ギヤ比:1:4.9
最大巻上寸法(mm):58
自重(g):330
スプール径(mm):径 39, 幅 30
釣力(Kg):A方式 8, B方式 16
糸巻量(M):3号/300, 4号/225, 5号/180, 6号/150, 7号/120
ボールベアリング入数:2
ボディーカラー:ダークブラウン

ミリオネア3H (Millionaire 3-H)青色

1974年頃に発売されたモデルです。

仕様
ギヤ比:1:4.5
最大巻上寸法(mm):58
自重(g):300
スプール径(mm):径 39, 幅 30
釣力(Kg):A方式 8, B方式 16
糸巻量(M):3号/300, 4号/225, 5号/180, 6号/150, 7号/120
ボールベアリング入数:オイルレス メタル2
ボディーカラー:ブルー

ミリオネア3H (Millionaire 3-H)黒

1977年に発売されたリールです。

1978年にはミリオネア5000が登場するので、販売期間はかなり短いようです。

仕様
ギヤ比:1:4.9
最大巻上寸法(mm):58
自重(g):300
スプール径(mm):径 39, 幅 30
釣力(Kg):A方式 8, B方式 16
糸巻量(M):3号/300, 4号/225, 5号/180, 6号/150, 7号/120
ボールベアリング入数:オイルレス メタル2
ボディーカラー:ブラック

ミリオネア5000

1978年に発売されたリールです。

仕様は不明

終わりに

DAIWAは良くも悪くも、このベイトリールが発売されたことで全世界に日本の技術を見せつけることとなりました。
なにしろABUと同等の製品が約半値で売られていたのだから堪りません。
ABUは訴訟には勝ちましたが、安価な日本のリールに勝てずに市場を奪われ、その後は衰退していきました。

DAIWAはコピーした技術を独自に発展させ、新しい技術をベイトリールに取り込んでいきましたが、ABUは技術革新に追いつけずに逆に日本製品を真似てコストダウンを図るようになります。
これがABUの致命傷となりました。コストダウンに伴い部品の品質が悪くなったのです。

逆境や優位性が将来どのように変わるかわからない良い例と言えます。

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